凝集剤による排水処理・固化材による土壌改良は、株式会社ネクストリーにご相談ください。

凝集剤の使い方【凝集剤について④】

凝集剤の使い方【凝集剤について④】

今回のブログでは凝集剤の具体的な使い方についてご説明いたします。

・無機凝集剤の使い方

まずは、フロック(浮遊物)を凝結させるための薬剤である無機凝集剤(PAC、硫酸バンド、塩化第二鉄など)の使い方です。

排水処理装置には、バッチ式連続式と大きく分けて2つの方式があります。バッチ式とは一つの水槽に一定量の水を溜め、そこに処理に必要な薬剤を入れて処理を行い排出。これらを一回ずつ行っていく方式です。処理量としては、例えば1回の処理で1トンの排水処理が出来るとすれば、それを1日3回(3バッチ)行うと1トン×3バッチで3トン/日となります。

連続式とは水槽に一定の割合で連続的に水が流入し、流入量に合わせて必要な薬剤も連続的に注入していく処理方法です。例えば水槽の容量が500Lに対して1時間に1トン送水出来るポンプで水を送ると30分で500Lの水槽は満水になります。その後も水は連続的に流入しますがそれ以降の水はオーバーフローして(溢れ出して)次の水槽へ送られます。処理量は1時間に1トンの処理が出来るので8時間連続運転を行えば1トン×8時間で8トン/日となります。

バッチ式は比較的に排水量の少ない現場で、連続式は排水量の多い現場で使用されます。

無機凝集剤の多くは液体品(リキッドタイプ)です。連続式の場合タンクに入った無機凝集剤を薬注ポンプで吸い上げをし、水が入り続けている水槽にポタポタ落としていくイメージです。1時間当りに入ってくる水の量に合わせて必要な薬剤量が決まりそれをポンプのダイヤルで調整して打ち込んでいきます。「水が入る+薬剤が落ちる」を続けていきます。そして同じ水槽もしくは隣の水槽でPhの調整をします。そこにも同じく硫酸や苛性ソーダのタンクがあるので、それも薬注ポンプで水槽に落としていきます。

このように、水の量に応じて凝集剤を落とし、Phの調整をするというのが無機凝集剤の一般的な使い方です。

・高分子凝集剤の使い方

次は、フロッグを大きくする接着剤の役割となる高分子凝集剤の使い方です。

高分子凝集剤は元々パウダーです。まず自動溶解装置という装置を使って、そのパウダーを溶かしていきます。パウダーを落とす機械が水槽の上に乗っているので、そこからパウダーを落としていき、30分~1時間水の中で攪拌を続けます。そうすると、だんだんとろみのある液体になっていきます。

あとは、無機凝集剤と同様にその液体にまた薬注ポンプを差して、一定間隔で水槽にたらす、というのが高分子凝集剤の使い方です。

・単一薬剤による凝集処理のメリットとデメリットについて

以上が一般的な凝集処理ですが、多くの場合4〜5つの薬剤をそれぞれ個別に使う形で利用されることが多いです。すると各薬剤用の水槽と装置・薬注ポンプも4台ほど必要で、設置スペースや設備投資、ポンプのメンテナンス費用などが課題となります。

弊社の製品である「アクアネイチャー」のように単一薬剤を使うとそのような課題がクリアされることが多く、今まで多くの企業の方に喜んでいただきました。

簡単にですが、以下に単一薬剤で凝集処理を行うメリットとデメリットを記載します。

[メリット]
・溶かさずパウダーそのままで水槽へ入れることができる。
・そのまま入れるので薬注ポンプが必要ない。
・貯蔵するタンクが必要ない。

[デメリット]
・湿気に弱いため、管理する際注意が必要。
・パウダーなので強く撹拌する必要がある。

単一薬剤の凝集処理では水槽へパウダーを落とすための機械だけあれば処理を行うことができるので、非常にシンプルになります。上記のようなデメリットもありますが、一般的な凝集処理での問題が多く解決できると自負しております!

・最後に

最後に、凝集剤を使う際の注意点をあげますと、PACなどPhが低く酸が強い薬剤もあるので肌に触れないようにするということです。手袋、ゴーグル、マスクを着用して薬剤を扱います。各製品の取り扱い上の注意を読んで、使用していただきたいと思います。

それでは以上、凝集剤の使い方についてでした。

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