ネクストリーの藤井です。
今回は、前回説明できなかった『凝集剤とは』という部分について説明します。
前回は凝集剤とは《水を綺麗にする薬品です》とかなり大雑把な説明で
終わってしまいましたが、今回は凝集について掘り下げていきます。
凝集ってなに?
まず最初に浮かんでくるのが、「そもそも凝集ってなに??」という事です。
広辞苑によると、
・広がっていたもの、散らばっていたものが、1カ所に集まりこり固まること。
・コロイド粒子が集まって、より大きな粒子になること。
とあります。
まさに2番目が私たちがやっている凝集処理です。
こう説明されても良く分かりませんよね。。。
イメージは、雪の結晶から雪の玉をつくるようなイメージです。
この雪の玉をつくる事を、専門的な言葉を使うと「一次凝集(ぎょうしゅう)」
や「凝結(ぎょうけつ)作用」と言います。
更に、この時に出来た固まり(雪の玉)のことを「フロック」と言います。
基礎フロックや微細フロックと言ったりもします。
このフロックを更に大きな塊にするのが「二次凝集」や「凝集作用」と言います。
これは雪の玉を更に集めて、雪ダルマ☃を作るようなイメージです。
この時にできる固まり(雪ダルマ)のことを「粗大ブロック」と言います。
図にするとこんな感じです。
少しは凝集について分かりましたか?
次回ももう少し掘り下げていきましょう。