「コスト見直しで凝集剤を変更したい」「作業性をよくするために凝集剤を変更したいけれど、どうすればよいのかわからない…。」とお困りではありませんか?
排水の量や汚れの濃度が変わらない限り、見直しされることが少ない凝集剤ですが、変更することでコスト削減や作業性の向上につながるかもしれません。
本記事では凝集剤を変更する際の選定方法について解説します。凝集剤を変更したいとお考えの方は必見です。
凝集処理の流れ
凝集剤選定を解説する前に、まずは一般的な凝集処理の流れを以下の表で簡単に確認しておきましょう。
処理名称 |
内容 |
使用する薬剤 |
|
1 |
一次凝集(凝結) |
汚れた水に凝集剤を入れて、汚れの原因である微細な粒子を集める |
無機凝集剤 |
2 |
中和 |
無機凝集剤で酸性に傾いた水のpH値を戻す |
中和剤 |
3 |
二次凝集(凝集) |
凝集剤を入れて集めた粒子同士をくっつけて沈降を速くする |
高分子凝集剤 |
表からもわかるとおり、一般的な凝集処理の場合、使用する薬剤が少なくとも3種類必要になります。
凝集剤の選定方法
凝集剤の選定は、以下の方法で行われます。
- 排水濃度が均一な状態でサンプリングする
- 排水の汚れ、濃度、pH値などのデータから、適正な薬品を数種類に絞り込む
- 薬品の種類と添加量を調整し、透明度、粘性、凝集物の状態を確認
- 最も評価の高い処理水の水質分析を行い、放流可能の有無を確認
- 実現場で影響が無いことを確認して導入
※排水や状況によって、検証項目は多岐に渡ります。
これらは全て専門的な知識が必要であり、正確に選定を行うには長い時間を要します。
そのため、基本的には、自社で行うよりも専門業者に依頼する方が、素早く正確に分析できコスパが良いと言えます。
まとめ
凝集剤の選定は同じ排水でも量や濃度によっても異なるため、専門業者へ依頼することが鉄則です。
コスト削減、作業効率向上など、薬剤選定の目的をお伝えいただければ、最適な凝集剤をご提案します。
いつでも無料相談を受付していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。