前回は小型廃水処理装置デモ機の各部のご紹介をさせて頂きましたが今回は、実際にデモ機を使用しているところをご紹介したいと思います。
まずは、事前準備として原水、凝集剤(写真は一剤型凝集剤アクアネイチャープラス)、ろ過袋を用意します。
次にろ過金網にろ過袋をセットします。
次に原水を投入します。デモ機容量は20Lです。
操作盤の自動運転ボタンを押して運転を開始します。
原水が十分に攪拌されている状態で凝集剤アクアネイチャープラスを投入します。
攪拌停止後、沈降時間を取って凝集したフロックを沈降させます。
沈降タイマーがタイムアップすると上澄み弁が自動開放し清澄水を先にろ過袋へ放流します。
上澄みの清澄水にも多少のフロックがある為ろ過袋を通して放流します。
ろ過袋ではほとんどのフロックを回収するのでろ水は非常にきれいです。
次にドレン弁が自動開放され沈降汚泥がろ過袋へ排出されます。
上澄み、ドレン弁からすべての処理水が排出されました。
原水とデモ機で処理した処理水です。十分な清澄性が確認出来ます。
比較的に細かいスラッジもしっかりと回収出来ております。
十分に水が抜けた後、ろ過袋上部を結びます。
ろ過袋上部を結べたら袋を取り出して処理完了です。
以上が処理の流れとなります。実機では原水ポンプで原水は汲み上げしますので、実作業としては
①自動運転ボタンPUSH
②凝集剤の投入
③ろ過袋の取り出し
となります。実際に導入時、常に試運転を行っている立場からすると決して作業としては大変な作業ではありません。
デモ機ではそのような作業性も感じて頂けるかと思います。廃水処理装置導入を検討されているお客様は是非一度デモ機で雰囲気を感じて見て下さい。