
概要
所在地 | 新潟 |
業種 | フレキソ印刷業 |
排水種別 | インキ洗浄排水 |
排水量 | 100L/日 |
導入製品 | ・手動型排水処理装置(500L/回) ・アクアネイチャープラス ・アクアネイチャーα |
導入の形態 | 新規設置 |
導入時期 | 2025年6月 |
抱えていた課題
- インキによる下水配管内への着色
排水基準を満たしているため、排水に色がついたまま放流をおこなっていたが、配管内にインクの色が付着していた。環境面への影響や近隣住民への配慮のため何かしらの対策をおこないたい。 - 全量産廃では、廃棄コストが高額になる
当初は廃水を全量、産業廃棄物として処理することを検討していたが、1kgあたり200円ほどの処理費用がかかるため、コスト面で大きな課題があった。加えて、廃棄物による環境への影響も懸念しており、環境負荷の低減も達成したい。 - スペースに限りがある。
工場内は、印刷機械などが大部分を占めており、建屋の増設などはせずに、既存のスペースで収まる処理を実現したい。
ネクストリーが行ったこと
- 凝集剤及び、廃水処理設備の導入に放流水の色を除去
原液の濃度が高く凝集処理が困難であったため、希釈処理を施した後に凝集処理を実施いたしました。これにより色の除去が可能となり、汚泥量の削減、ひいては産業廃棄物量の削減に繋がりました。
- 希釈用の原水槽をなくして設置スペースを最小限にした
高濃度廃液の希釈処理にあたり、原水槽と撹拌機、および給水設備を設置いたしました。この結果、必要な設備が最小限となり、初期費用と設置スペースの両方を最小化することができました。
得られた成果
-
産廃コスト
440,000円/月
313,320円/月
約30%削減凝集処理を行うことで、産廃物の区分が廃液から汚泥に変わり産廃コストの削減に繋がりました。
提案内容
凝集試験の様子


凝集試験の様子





