東京都
硝子加工業 処理方法が違う多元素含有排水処理
概要
業種 | 硝子加工業 |
従業員数 | 70人 |
排水の種類 | Pb、Cd、Fe、Zn等多元素含有排水 |
排水量 | 8㎥/d |
導入製品 | 連続式排水処理装置、キレート剤 |
導入期間 | 2年 |
抱えていた課題
- 処理方法の異なる複数の金属、非金属を含んでいる為、既設の処理方法ではすべての含有元素を処理する事が出来ない。
- 一部の濃厚液を処理すると処理水が基準超過してしまう為、産業廃棄物として処分しており多くのコストがかかっている。
- 既設排水処理装置は目視で確認をしながら手作業で行わければいけない処理が非常に多く、人手がかなりかかっている。
- 使用薬剤が濃度の高い劇物を使用しており作業者リスクが高い。
ネクストリーがおこなったこと
- 処理方法を従来の単独の凝集沈殿処理から、凝集沈殿処理+キレート剤による吸着処理を加えて多元素処理を行えるようなフローと排水処理設備を導入した。
- これまで産業廃棄物処理していた濃厚廃液を原水に一定量混ぜながら処理出来るフローとした。
- 脱水機の開板作業と薬剤の補充以外、すべて自動運転出来る処理設備とした。
得られた成果
- 年間100万円かかっていた廃液処理費用が無くなった。
- すべての元素を水質基準値以下まで低減する事が出来た。
- 薬剤の補充と開板は1~2週間に1度の作業となりその間はほぼ自動運転で運用が可能となった。
- 濃度の低い薬品に変更する事で作業者がこれまでより安全に作業出来るようになった。