凝集剤の国内メーカーをご紹介【凝集剤について⑤】

今回のブログでは、凝集剤の日本国内メーカーをいくつかご紹介いたします。

 

 

凝集剤メーカーで有名な企業は?

PACや硫酸バンドのような無機凝集剤高分子凝集剤どちらも作っているメーカーが多く、日本国内大手メーカーの2社も様々な薬剤を取り扱っています。その2社が業界で高いシェアを占めています。

 

東日本: 大明化学工業株式会社(長野県)
西日本: 多木化学株式会社(兵庫県)

弊社はもともと粉末一剤のメーカーではありますが、必ずしもそれが合わない排水もありますので、両メーカーの薬剤(製品)も取り扱っており、お客様の排水に合わせてそれぞれの製品をご提案させていただくこともあります。

 

 

粉末一剤のメーカーをご紹介

弊社と同じく粉末一剤を取り扱っているメーカーをご紹介いたします。同業社様ではありますが、各メーカーそれぞれ素晴らしい特色と強みを持っています。

 

株式会社タイショウ(長野県)

水の凝集処理を行っている企業様ですが、特に土壌改良で高含水汚泥を団粒固化する技術に優れておりそれらの薬剤の製造販売も行っております。

高含水汚泥の団粒固化とは、公園の池の底に溜まっているドロドロの土を取り除く作業をするとします。その土はドロドロすぎてスコップでもすくえず、トラックでの運搬も難しいものです。

そこで、水と土に分離させ固める薬剤を混ぜると、土の強度が増してトラックで運搬ができるようになります。このような土壌処理の分野に強い企業です。

スバル工業株式会社(東京都)

土木工事で出てくる濁水の処理に強い企業です。その他多くの工場の排水処理にも導入されております。

株式会社アクト(徳島県)

こちらも、濁水処理や産業排水処理に数多く導入されております。

どの企業様もすばらしいメーカー様です。

 

粉末一剤のメーカーがいくつかある中で、弊社ネクストリーの強みとは?

弊社で取り扱っている粉末一剤は最初1種類しか無かったのですが、今では30種類ほどに増えています。それはなぜかと言いますと、お客様の排水に合わせて薬剤を作り替えているからです。

過去の事例ですが、印刷の工場で出てくるインクの排水に弊社の粉末一剤を使用したところ、あまり上手くいかなかったことがあります。思った以上に薬剤の量が必要となり、高コストになってしまったのです。

そこで、弊社の粉末一剤に入っている6〜7の薬剤をどう調整すれば少ない量で済むのかを徹底的に分析・改良し、インク排水用の製品を開発しました。

そうすると、当初の半量の薬剤で処理が可能となったのです。

このように、お客様の排水に合う粉末一剤に作り替えられることが弊社の強みだと考えております。

以上、凝集剤を取り扱っている日本国内のメーカーをご紹介いたしました。

[過去ブログはこちら]凝集剤ってなんだろう?

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