ネクストリーの藤井です。
(凝集剤にはどんな種類があるの?)の3つ目
③粉末一剤型凝集剤について説明していきます。
この粉末一剤型凝集剤とは、①無機凝集剤と②有機凝集剤の二つを
混ぜ合わせた凝集剤になります。
イメージは、リンスinシャンプーです!!
一つの薬品で一時凝集(凝結反応)と二次凝集(凝集反応)両方の
働きがあり、粗大なフロックを作ります。
そのため、誰でも簡単に処理することができます。
①無機凝集剤や②有機凝集剤は液体として使用しますが、③粉末
一剤型凝集剤は名前の通り、粉です。
粉末なので、粉の薬品を複数混ぜることができます。
粉末一剤型凝集剤は、小規模廃水の処理に向いています。
10m3/日以下の廃水処理の場合には、非常に大きなメリットが出る
事が多いです。
10~50m3/日であれば、液体の凝集剤との併用など、コスト面に
注意しながら製品を選定することで、十分に活用することが
できます。
まとめると粉末一剤型凝集剤は、排水量が少量(10m3/日以下)で
簡単に処理したい場合に最適な凝集剤です。