凝集剤とは? その④

ネクストリーの藤井です。久しぶりの更新です。

前回は(凝集剤にはどんな種類があるの?)ということで
①無機凝集剤についてまとめました。
今回は、②有機凝集剤(ポリマー)について説明します。

有機凝集剤は「ポリマー」と呼ばれる事も多く、時には凝集剤と言うと
この有機凝集剤の事を指す事もあります。

有機凝集剤は、無機凝集剤によって荷電中和され微細なフロックとなった
ものを、接着剤のような働きで絡めとり、粗大なフロックを作り沈降速度を
早くします。

有機凝集剤には大きく分けると3つの種類があります。
・アニオン
・カチオン
・ノニオン

これは高分子凝集剤が持っているイオン性のことです。

アニオンは、マイナス(‐)の電荷を持っており、無機凝集剤と非常に
相性が良く2次凝集の際に用いられる事が多いです。

カチオンは、プラス(+)の電荷を持っており、脱水性が良いため
脱水の前に用いられることが多いです。

ノニオンは、電荷を持っておらず、酸性の廃水の2次凝集の際に用いられる
ことが多いです。

それぞれ特徴はあるものの、前段で使用する無機凝集剤の種類やpHによっても
大きな影響を受けるため、それぞれの廃水に合うものを細かく選定する必要が
あります。

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