以前のブログで高濃度フレキソインキ洗浄廃水処理に関する新しい処理技術をご紹介させて頂きました。
今日はその新しい処理技術による処理事例をご紹介致します。
以前もご紹介した通り、通常フレキソ印刷機から排出される廃液は非常に濃厚でそのままの状態で凝集処理を行う事はかなり難しいです。
その為、他の希薄水(洗浄水)などを利用し、ある程度の濃度にまで希釈し、凝集処理が出来る程度の固形分濃度に下げてから処理を行っております。
下記写真は、以前ご依頼のあった廃水ですが、原水濃度の固形分濃度が高い為、原水をそのまま凝集処理する事は難しく、原水を3倍希釈して処理を行いました。その際の処理結果です。
&show(): File not found: “auto-plDjl6.5倍希釈).jpg” at page “QBlog-20190704-1”;
原水(3倍希釈)
;&show(): File not found: “auto-yeeTj7.5倍希釈).jpg” at page “QBlog-20190704-1”;
処理水(3倍希釈)
原水は3倍希釈しておりますが、凝集処理を行おうとすると、それでも固形分濃度はまだ高いです。その結果、弊社凝集剤も3,000ppm(0.3%)必要となりました。
しかし、新しい高濃度廃水処理技術で処理を行うと原水を希釈する事無く処理を行う事が出来ました。
原水(希釈無し)
処理水(右側:活性炭により着色除去)
しかも使用薬剤としては、原水を希釈していないにも関わらず、3倍希釈の際の半分程度で処理を行う事が出来ました。
原水を希釈しているという事は、処理を行う廃水量も希釈倍率に合わせて増える事となり、より多くの薬剤を使用する事となります。
また高濃度処理の場合、原水を希釈しない為、廃水の処理量が減るので薬剤使用量は更に減る事となります。
濃厚フレキソインキ洗浄廃水処理をご検討されているお客様は是非一度弊社までご相談下さい。