加圧浮上装置の浮上原理について解説します!




排水処理には様々な方法があります。
排水量、排水の性質、放流基準等を考慮した上で適正な処理方法を
検討し、それに不随して対応する設備等の検討を行います。





今回から数回を分けて、弊社でもメンテナンスの経験がある
「加圧浮上装置」についてご紹介させていただきたいと思います。





まず「加圧浮上装置」とは、
廃水を浮上槽と呼ばれる水槽で、微細な気泡(以下マイクロバブル)
と廃水とを混合し廃水中の浮遊物質を気泡の浮力を利用して
浮上させる装置のことを言います。





ここで登場するマイクロバブルとは加圧浮上装置において、
これがなければ成り立たないというほど重要な役割をもっています。

どのようにして発生させているのかというと、
浮上槽とは別にマイクロバブル含む水(以下加圧水)
をつくる加圧タンクという部分でつくられます。





加圧水と聞いてもイメージしづらいと思いますので、
皆様にも馴染みがある炭酸飲料をイメージして頂けると
理解しやすいのではと思います。





炭酸飲料の栓を開けるとシュワッと音をたて、
圧縮されていた炭酸ガスが抜けて一気に空気中に広がります。

この現象を加圧浮上層内で行い、
加圧水のマイクロバブルが浮遊物質に付着し浮上させることができます。

画像の説明



今回は、「加圧浮上装置」浮上原理について
ご説明させていただきました。



次回は、「加圧浮上装置」どのような廃水の処理に
適しているかをご説明させていただきたいと思います。

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