今回は少量の凝集処理に最適なKCTタンクというものをご紹介します。
排水処理装置 KCTタンクとは?
KCTタンクはコニカル形状(またはテーパー形状とも言います。円錐、先細りという意味です。)で底部からスラッジごと排水できる撹拌機付きタンクです。
架台に乗せ、吐出口に濾過カゴをセットしておけば失敗もなく作業が非常に楽になります。
50L、100L、200Lの3種類ありますので、1日に数リットルから数百リットル程度の廃水・廃液が排出されるといった場合には都合が良く、コストパフォーマンスに優れます。
・ドラム缶に溜めて産廃処分している廃液を排水処理してコスト削減。
・ごく少量だから、月に数回だから手頃な容器とハンドミキサーと水中ポンプで手作業。
といったケースのステップアップとして最適ではないかと思います。
人力で処理するにはしんどい、でも排水処理装置は高額なため償却期間が長くなりすぎる。
その間を埋めてくれる製品です。
排水量における設備導入の目安
【連続式排水処理設備】
全自動 500L/h~
【バッチ式排水処理装置ANシリーズ】
全自動~半自動 200L~5,000L/日程度
【KCTタンク】
半自動 50L~500L/日程度
【簡易ろ過装置】
全手動 20L~100L/日程度
もちろんその他条件や人それぞれの感覚にもよりますが、償却期間、費用対労力などを考えると、だいたい上記のような感じかなと思います。
「排水処理手間だな~、時間ないな~、しんどいな~」と思われたタイミングが処理方法や設備を見直す機会かも知れません。
「お金かかるしな~」でいつまでも非効率的なやり方をしているよりは、適したやり方や設備を入れてしまった方が効率が上がり、結果的に得と言うこともよくある話です。
状況や要望、予算に合わせて、どんな方法や設備があるか色々検討してみましょう。
情報収集やご相談でも結構です。お気軽にお問合せください。