糊廃水について

フレキソ印刷機を使用してダンボール製造や製袋されているお客様で、色変えの際に洗浄し排出されるフレキソインキ含有廃水は弊社でも数多くの試験を行い納品させて頂いております。

 その中で、もう一つ多い依頼が糊の洗浄廃水です。フレキソインキの含有廃水はしっかりと廃水処理されておりますが、この糊廃水は未処理でそのまま放流したり、産業廃棄物として排出されたりしているお客様が非常に多く、弊社にも多くの依頼が来ます。

 未処理で放流されているお客様についてですが、是非、糊廃水もしっかりと廃水処理を行って放流する事をオススメします。

 廃水の特徴として、SSが糊の為、廃水は白濁しており空気に触れると固化します。その為、配管を詰まらせたり、側溝の水面とヘリに固化物が付着します。

また、使用している糊にもよりますが、pHが極端に高かったり、或いは低かったりするので環境に与える影響も非常に大きなものとなります。

廃水量としては、数百リットル~数千リットルとなりますが、少量でも大容量でもしっかりと処理する方法はありますので、是非弊社にご相談下さい。

弊社の一剤型凝集剤では、スタンダード品の『アクアネイチャープラス』から廃水の性質に合わせてカスタマイズを行い、出来る限り一剤で処理が完了し、処理水がしっかりと中性域に入るような薬剤の選定とご提案をさせて頂いております。

原水
            糊廃水原水①
処理水
             処理水①
原水
            糊廃水原水②
処理水
             処理水②

最近試験を行い、導入させて頂いたお客様の2社の廃水ですが、見た目は同じような白濁した廃水です。しかし、濃度が違えばpHも全く違います。それに伴い弊社で選定した凝集剤も全く違うものです。

廃水原水①pH=9.2 
使用薬剤:アクアネイチャープラスカスタマイズ品
処理水①pH=6.7

廃水原水②pH5.8
使用薬剤:アクアネイチャープラス
処理水①pH=6.2

廃水の性質を知る事により、正しい薬剤の選定を行う事ができ、はじめてしっかりとした排水処理を行う事が出来ます。

糊廃水の困ったは是非弊社へお気軽にご相談下さい。

一日10㎥以下の排水処理のことなら、薬品から設備まで何でもご相談ください。
手動式設備から全自動までご要望・予算に合わせて最適なご提案を致します。
ご質問はLINEからも受け付けております。

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