ペイントマスターとは、水性塗料を粒状または団子状に固化させる薬剤です。
不要塗料に少量添加し、数分間混ぜるだけで塗料が素早く固化します。
塗料が固化することで、塗料に含まれる水分が非常に抜けやすい状態となり、風乾することで素早く塗料が乾燥します。乾燥して水分がなくなったことで、処分費用の削減も可能です。
固化処理例
– | 未処理 | 固化処理 |
---|---|---|
引取価格 (一斗缶16㎏) |
2,500円 | 256円 |
薬剤費用 | – | 720円 |
合計 | 2,500円 | 976円 |
約60%程度の処分費用削減が見込めます。
※ 引取価格は参考価格です。また、油性塗料の固化処理にはご利用いただけません。
製品紹介動画
ペイントマスターの特徴
1. 様々な種類の水性塗料を固化処理可能
水性塗料であれば、塗料の種類やメーカーを問わずどの種類の塗料にも安定した効果を発揮します。
固化しにくい塗料に対しては、固化しやすい別の塗料を混ぜ合わせることで処理が可能な場合があります。
その他の特徴
2. 作業が簡単
使用方法は、一斗缶に入ったままの塗料にペイントマスターを直接投入し、混ぜるだけなので非常に簡単に処理ができます。専用の容器や道具なども不要です。
3. 固化スピードが速い
反応に必要な添加量が投入されていれば、混合直後から固化反応が出て増粘します。そのまま混ぜ続けることで徐々に粘度がなくなりパラパラの状態になります。
4. 処分費用を大幅削減
廃塗料は水分が含まれている為、引取後の処分に手間がかかり、どうしても処分費用が高くなってしまいます。ペイントマスターで水分を取り除く事によって処分費用を大幅に削減します。
ペイントマスターの使い方
1. 塗料の準備
塗料と撹拌できる棒やミキサーなどを用意します。撹拌時にこぼれる恐れがあるので塗料は容器の半分程度にし、容器が倒れないように固定する。
2. ペイントマスターを投入
ペイントマスターを塗料重量の5%程度投入します。容器が倒れる恐れがあるのでしっかり固定して下さい。
※未使用の塗料の場合は、使用時と同様に水を入れてから、ペイントマスターを投入してください。
3. 撹拌する
撹拌時間は約1分です。ペイントマスターが全体に行き渡るよう撹拌します。次第に塗料が固化しパラパラの状態になります。
4. 乾燥させ廃棄する
固化直後の塗料は湿っていますが、2~3日風乾することで完全に乾燥します。乾燥後は産業廃棄物として処分してください。
商品詳細
仕様
- 性状
- 薄茶色粉末
- 主成分
- 珪藻土・その他無機物質
- 荷姿
- 3kg (1kg×3袋入り段ボール)
20㎏ (クラフト袋) - 添加量目安
- 水性塗料の重量に対して5〜8wt%
- 保管方法
- 直射日光を避け湿度の低い暗所にて保管下さい。
- 使用用途
- ○水性塗料
※ 油性塗料には使用できません。
※ 水性と油性が混合した塗料の場合、水性塗料の比率が多いと固まる場合もあります。