凝集剤による排水処理・固化材による土壌改良は、株式会社ネクストリーにご相談ください。

汚泥が浮上してしまう。

汚泥が浮上してしまう。

弊社では、水処理分野の中で「凝集沈殿処理」を最も得意としております。水中にある懸濁物質を凝結し、それらを凝集させる事により粒子を大きくさせ、その重みで沈殿します。

 しかし、全く同じ種類の水で、同じ凝集剤を同量添加しても凝集はするが、沈殿しないと言う事があります。沈殿では無く『浮上』してしまうのです。

 凝集処理後、本来であれば装置の下部から沈殿物を抜き取りますが、汚泥が沈殿せず浮上してしまうと装置の下部は処理水しか出てこなくなってしまいます。そして上部に浮上した汚泥があるので、下部から処理水を抜いた後、最後に汚泥が残ります。その際は、水もほとんど残っていないので汚泥がタンク下部に残り、出し切るのが非常に困難となります。
 また、下部から水を抜くと水面がどんどん下へと下がって行きますが、汚泥が最上面にある為、タンクの壁面を見事に汚しながら下がって行きます。

 最初から浮上する前提で装置を設計していれば良いのですが、沈殿を目的とした装置の場合は様々な厄介事を引き起こし、私自身も「困った」なと思ってしまいます。

       画像の説明                 水面に浮上したスラッジ

 これまでの経験上でしかありませんが、凝集した汚泥が浮上するのには、いくつかの原因があると考えております。

①懸濁物質がそもそも浮上しやすい性質である(繊維質、インキ、塗料等)
②水温が高い(冬場より夏場あるいはお湯を使用している)
③pH値が酸性域の方がアルカリ域よりも浮上しやすい
④反応槽で空気(泡)が発生する。(腐敗による硫化水素ガスや強攪拌による発泡、エアー攪拌、界面活性剤含有等)

 この中でも、浮上の原因として最も多いのは、④の空気の発生であると考えております。凝集時に沈殿するか浮上するかは、フロックの重みと付着した空気(泡)により見かけ比重が軽くなり、その際の水中での浮力との差によって決まります。攪拌機の選定が合っていない場合等で、強攪拌時に泡が発生するようであればその泡とフロックがくっつき比重が軽くなり、浮上するものと考えております。

 対処法としては、泡が発生する要因を極力抑制すると言う事が最も効果的であると考えております。攪拌が強すぎる事による発泡であれば、攪拌機を弱くする。例えば、羽が2段の攪拌機であれば、1段にしてみる。インバーター付きの攪拌機であれば周波数を下げ、攪拌機の回転速度を遅くする。タンク容量の余裕があるようであれば、1バッチの処理量を増やしてみる等。上記の内容は、廃水処理設備の仕様に従って慎重に行う必要がありますが、設備に負荷がかからない程度にやってみる事も一つかと思います。攪拌機を再選定する事が最も良いとは思いますが。
 または、消泡剤を使用し泡を消すと言う事も一つの方法であると思います。

 弊社では、このような問題に対しても、お客様と相談しながら積極的に問題解決出来るよう努めております。水処理に関する「困った」は是非お気軽にご相談下さい。

 

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