前回、前々回とブログの中に登場しておりました、『浮上型凝集剤アクアネイチャーライト』のご紹介をさせて頂きます。
【原理と特徴】
凝集したフロックを沈殿では無く浮上させる製品です。
一般的に凝集浮上処理は、加圧浮上装置において水中に空気を送り込み懸濁物質に付着する事によって、みかけ比重を軽くしてフロックを浮上させます。
アクアネイチャーライトの凝集浮上の原理もこの加圧浮上装置と同様です。ただ、装置により加圧空気を送り込むのでは無く、この製品自らが空気を発し凝集時に懸濁物質と空気を抱き込みフロックを浮上させます。
【製品開発のきっかけ】
建築塗装の洗い水の処理で、少量のバッチ処理をする際に、フロックを沈殿させるのでは無く、浮上させた方が網などを使い汚泥を回収しやすいとの事で弊社の方で開発したのがきっかけです。
そのような経緯から、建築塗装の現場や前回のブログにありました塗装ブース循環水処理等に多く利用されております。
【対象となる廃水】
対象となる懸濁物質として、塗料や油、有機質系の懸濁物(溶解性は×)が比較的に浮上しやすいものとなります。また、反対に鉄や銅のような重金属類は比重が大きい為浮上しにくいです。
これらについては、加圧浮上装置でも同様ですので、対象となる廃水は加圧浮上処理を行っているような廃水全般に当てはまるとお考え下さい。
凝集したフロックを浮上させてたい。
浮上させたいのにフロックが沈殿してしまう。
このような事でお困りの際は是非弊社にお気軽にご相談下さい。