ネクストリーの藤井です。
以前にも、紹介しました福島県内の除染作業から発生する高含水汚泥(ヘドロ)処理をしている現場を視察に行ってきました。
この高含水汚泥は、側溝を高圧洗浄した際に発生したものです。
目次
高含水汚泥の固化処理手順
- 第1水槽にて水とヘドロを分離する
- 水は凝集剤にて処理
- ヘドロは第2水槽に移動し、団粒固化処理
- 第3水槽(脱水槽)にて脱水
- 水分が抜けたら、フレコンに入れ仮置き
1. 第1水槽にて水とヘドロを分離する
この水槽で簡単に水をヘドロを自然分離します。
2. 水は凝集剤にて処理
水槽の深さの中間くらいに水中ポンプを入れ、上部の水は凝集剤を使用し処理します。
3. ヘドロは第2水槽に移動し、団粒固化処理
中性固化材 を入れ、バックホウで混合します。
最初は、ドロドロですが、中性固化材 と反応すると徐々に固化し、水槽内で積み上げても崩れて行かなくなります。
4. 第3水槽(脱水槽)にて脱水
第3水槽は、脱水用に水が抜けやすいように加工してあります。
更に、水中ポンプを入れ脱水した水を第1水槽へ戻します。
団粒固化直後でも、ある程度の強度は出ますが、フレコンに入れても自立出来ないので、重しを乗せ余分な水分を抜きます。
5. 水分が抜けたら、フレコンに入れ仮置き
セメント系固化材や石灰系固化材では処理できない、あるいはそれらの製品を使いたくないという場合には、当社の中性固化材がお役に立てる場合がございます。
お困りの際は、是非ご相談ください。