湿式塗装ブースから出る産廃の処理費用をどうにかしたい…。
このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
余剰塗料の回収を水で行なう湿式塗装ブースは、一般的に半年から1年で定期清掃を行ないます。
清掃時に発生する廃塗料と廃液は産廃です。
アクアネイチャーTRを使えば、湿式塗装ブースから出る産廃の処理費用を圧縮することができるかもしれません。
本記事ではアクアネイチャーTRを使った、産廃処理費用の圧縮について具体例を紹介します。
目次
産廃とは?
よく耳にする「産廃」ですが、そもそも何なのかよく分からないという人もいるかもしれません。
まずは産廃について、概要を確認していきましょう。
事業活動で出るゴミ
産廃とは産業廃棄物の略で、「事業活動で生じた廃棄物のなかで、法令や政令で定められたもの」です。具体的には事業活動で生じる汚泥、廃油、廃プラスチック、ゴムくず、金属くずなどが当てはまります。
産業廃棄物に定義されなかったものが、一般廃棄物(家庭ごみ)だと考えて問題ありません。
一般廃棄物と産業廃棄物では、処理方法や責任所在が異なります。
産業廃棄物は排出事業者に処理責任があるため、適正に処理をしなかった場合は、懲役や罰金などの罰則が課せられるので注意が必要です。
処理業者に引き取ってもらう必要がある
産廃は排出事業者で処理できない場合は、処理業者に引き取ってもらう必要があります。
仮に産廃の処理を委託したとしても、排出事業者に処理責任があることに変わりはありません。
マニフェストという管理票を用いて、排出した産廃が適正に処理されたかどうかは確実に確認しましょう。
マニフェストの交付は法律で義務付けられており、交付していない場合には法律違反になるため、注意が必要です。
湿式塗装ブースで出る産廃
産廃は事業活動で発生するゴミのことで、適正に処分しなければなりません。
それでは湿式塗装ブースで発生する産廃について考えていきましょう。
廃塗料や汚泥が水に混ざった状態
湿式塗装ブースから出る産廃処理方法は下記の2種類です。
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- 湿式塗装ブースから出た廃液をドラム缶に入れて引き取ってもらう
- 1の廃液を汚泥と水に分けて、汚泥をカチカチの状態にして引き取ってもらう
湿式塗装ブースは余剰塗料を回収するために、循環水を利用しています。
1は循環水に余剰塗料が混ざった状態のもの、2は分けたものと考えれば分かりやすいかもしれません。
1と2の状態では、当然2の方が産廃の処理費用は安くなります。しかし、実際には1の状態で処理しているユーザー様が多いのが現状です。
産廃処理費用が高額になる
中にはブースの清掃時にバキューム車を呼んで、汚れた循環水を廃液として処理しているユーザー様もいらっしゃいます。
10tのバキューム車を手配するだけでも10万円程度の費用が発生し、産廃処理費用と合わせると総額で30万円を超えることも珍しくありません。
湿式塗装ブースから出る産廃処理費用は高額になりがちなため、ユーザー様を悩ませていることが多いと言えます。
産廃処理費用を圧縮する方法
それでは高額になりがちな湿式塗装ブースの産廃費用は、どのようにしたら圧縮できるのでしょうか?
ネクストリーで取り扱うアクアネイチャーTRを使った方法を紹介します。
アクアネイチャーTRで汚泥と水に分ける
アクアネイチャーTRをブースに添加することで、汚れている循環水を「キレイな上澄み」と「汚れ」に固液分離することができます。
アクアネイチャーTRを使うことにより、ブースの循環水を産廃として処理したい廃塗料とキレイな上澄み水に分け、産廃費用を圧縮することが可能です。
汚泥のみを産廃として処理する
アクアネイチャーTRを使った湿式塗装ブースの産廃費用を圧縮する、具体的な手順は以下の通りです。
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- アクアネイチャーTRを使い、ブースの循環水を上澄み水と廃塗料に分ける
- ブース清掃の際に、上澄み水をタンクやドラム缶にポンプアップする
- ブースに残った汚泥や廃塗料を回収して、フレコンに詰め込む
- 汚泥や廃塗料を自然脱水させる
- 汚泥や廃塗料のみを産廃として処理する
この手順を行なうことで、バキューム車を手配する費用、汚水として処理する費用を圧縮することができます。圧縮できるコストは現場によって異なりますが、「産廃処理費用が半分になった!」ということも珍しくありません。
アクアネイチャーTRのその他メリット
湿式塗装ブースをお使いのユーザー様は、産廃の処理費用はもちろんですが、日々のメンテナンスや堆積汚泥固化の処理でお困りのケースが多くあります。
実はこのケースでもアクアネイチャーTRが役立ちます。
アクアネイチャーTRをブースに添加することで、余剰塗料が不粘着化し、堆積汚泥固化の防止が可能です。
また循環水をキレイに保つことができるので、エリミネーターなどの部品の清掃も飛躍的にしやすくなります。
アクアネイチャーTRは難しい管理が必要ありません。湿式塗装ブースの水槽に100~300cc/㎥を毎日投入して、ブースを稼働させるだけです。
まとめ
湿式塗装ブースから出る産廃は、何も処理をしないと余剰塗料と循環水が混ざった状態のままになります。
産廃費用圧縮のポイントは、循環水と余剰塗料を凝集剤によって固液分離させ、余剰塗料など汚泥のみを産廃として処理することです。
アクアネイチャーTRは管理が簡単で、日々の清掃も楽になり、産廃費用を圧縮することができます。
気になる方は、ぜひ一度弊社ネクストリーまでご連絡ください。