ゼオライトとは?ゼオライトが凝集処理における役割を解説します!

ゼオライトとは

ゼオライトは多孔質で吸着性に優れ、その性質から排水処理の分野に限らず様々な用途に使用されています。
弊社の一剤型凝集剤においてもゼオライトは相性が良く、凝集面における安定性を出すのに欠かせないものです。
今回は、弊社の一剤型凝集剤の一成分であるゼオライトについてご説明させていただきます。

ゼオライトには天然のもの、加工を施し不純物を取り除いたものがございます。
結晶質、非晶質と呼ばれ分類されています。

・結晶質(=鉱物由来、発がん性があり危険性が高い)
・非晶質(=植物由来、安全性が高い)

凝集処理におけるゼオライトの役割

さて、凝集処理では、
まず無機凝結剤による凝結処理、pH調整、高分子凝集剤を使用し
凝集処理を行い、粗大フロックを形成します。



0526 - コピー (2)
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工程を分けて、それぞれの工程における役割を踏むことで安定した
凝集処理と安定したフロックの形成につながります。



一剤型凝集剤による処理は、上記の工程をひとつにまとめた方法であり、
ゼオライトはその中においても非常に重要な役割を担ってくれています。



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ゼオライトは多孔質で吸着性をもつ性質から、一剤型凝集剤においては、
フロックの核となりフロック形成の安定性を向上させるための役割があります。

核となったゼオライトに、凝集処理による基礎フロックが吸着し、
安定した粗大フロックが形成されます。

フロックの性状は、凝集処理において重要な項目です。
良好な凝集処理によって、静置後の沈降分離が非常にスムーズとなります。




今回は、弊社の一剤型凝集剤の一成分であるゼオライトについて
ご説明させていただきました。



排水処理について、
今後も様々な情報を発信していきたいと思います。



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