前回に引き続き今回も湿式塗装ブースの維持管理についてお話しさせて頂きます。
塗料の固化、汚泥の堆積によりブースのメンテナンス、清掃等に係る労力、循環水、汚泥の廃棄に係るコストは定期的に対処していかなくてはいけない項目です。
弊社は廃水処理用の凝集剤メーカーですので、
凝集剤を塗装ブース循環水に対して使用した場合、循環水の水質改善から塗料の固化を防ぎ、定期清掃の労力軽減、循環水と汚泥の廃棄に係るコスト削減について事例も踏まえてお伝えさせていただきたいと思います。
今回は、
「循環水と汚泥の廃棄に係るコスト削減」をメインにお伝えさせていただきます。
↑現場にて凝集剤を使用しビーカーテストを行った写真ですが、
非常にきれいな凝集結果が確認できます。
↑凝集剤投入後、凝集フロックはブース底部へ沈降するので、
上澄み液には透明度が確認できます。
↑分離した上澄み液は、
放流または再利用するために清掃の間はタンク又はピットへ溜めておきます。
上記の凝集効果によりブース循環水を分離させることで、
上澄み液には処分費用はかからず、コストの削減につながります。
汚染された循環水を定期的に全量産廃処分されているというケースにおいては、
非常にメリットが見込めると思います。
今回は、
「循環水と汚泥の廃棄に係るコスト削減」についてお伝えさせていただきました。
次回は、
「循環水内の余剰塗料の固化」について、凝集剤を添加することで固化を防ぎ、定期清掃の労力軽減についてお伝えさせていただきます。
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