凝集剤による排水処理・固化材による土壌改良は、株式会社ネクストリーにご相談ください。

1剤型凝集剤のデメリット

1剤型凝集剤のデメリット

弊社製品アクアネイチャーシリーズは、このブログでも何度かご紹介している通り、1剤型凝集剤です。どんな機能を一剤にしているかは主に以下の通りです。

①無機凝集剤による凝結反応
②中和剤によるpH調整
③高分子凝集剤による凝集反応


 上記処理を行う為に、一般的には3~4種類の薬品を使用して処理を行います。液体薬剤であれば薬剤タンク、薬剤注入ポンプが必要となります。


 弊社薬剤は1剤なのでバッチ式の場合は手投入可能で投入設備を必要としません。しかし、連続式の廃水処理装置やバッチ式でも自動投入を行いたい場合は別途粉体定量フィーダーが必要となります。


 以上のようなご紹介をして来ましたが、一剤型のデメリットについては、あまりご紹介して来ませんでした。


 自社の製品のデメリットをご紹介するのも変な話ですが、弊社としてはお客様の廃水に最も適している処理方法、処理フロー、薬剤を選定する事が一番大切と考えておりますので、デメリットだけでは無く液体薬剤との違いと言う観点からも何点かご紹介致します。

 

①水、湿気に弱い
 弊社の1剤型凝集剤は粉末薬剤の為、凝集処理には強いですが、水そのものには弱いです。湿気の多い廃水処理場では管理に少し気を使って頂く必要があります。
 また、高分子凝集剤のような粉末を液体に溶解して使用する事も出来ません。粉末そのものを直接廃水に投入する形となります。


②コスト面
 凝結処理とpH調整処理と凝集処理の3つの機能が一つの薬品の中に入っている為、相応の種類の薬剤が入っていおります。そのような理由から一般的な無機凝集剤やpH調整剤、高分子凝集剤、それぞれ単体の薬品と比較するとどうしても価格が高くなるのはご理解頂けるかと思います。


 しかし、薬剤費用だけでは無く、汚泥廃棄費用、管理費用や設備維持費用、人件費も含めた廃水処理に係るトータルコストを1㎥辺りの処理単価に換算した時にどうなるのかは現場によって様々ですので、製品の価格帯だけではコストは算出出来ないという事になります。一概に価格が高いという訳ではないと言う事です。


③凝集性(各反応に必要なタイムラグ)
私はこの③についてが、今後の最も大きな課題であると考えております。

 本来、凝結反応と凝集反応は別々に行う処理であり、十分な凝結反応を行った上で最適pHに調整され、その後凝集処理を行う。冒頭に述べた①~③の順序で各処理が十分に完了するだけの反応時間を取って次の工程に進みます。

 しかし、1剤型凝集剤の場合、凝結処理に十分な反応時間が取れないままに凝集反応が起こってしまう事があります。なぜ、このような事が起こるかと言いますと、弊社の製品の中に含まれている各薬剤が水の中に投入された際に溶解して分散する時間差によるものです。

 処理の最後の工程に当たる凝集反応の薬剤は最も反応開始が遅くタイムラグを作ってはいるのですが、廃水の種類によっては凝結するまでに十分な時間が必要であるのに、凝集反応が始まってしまい上澄みの清澄性が出ないと言う事もあります。


処理水(2000)

上記処理水は、酢ビ系の接着剤廃水ですが、弊社製品アクアネイチャ―プラス(PLS-ST01)による処理水です。上澄みに白濁が残ります。


処理水(500+1500)

次にお見せした処理水は同様にアクアネイチャ―プラスによる処理水ですが、先ほどの写真と全く同じ添加量ですが、投入を2回に分けた際の処理水です。


比較

 両者を比較すると一目瞭然ですが、2回に分けて投入した場合の方が上澄みの清澄性が高い結果となりました。
 このように2回に分けて投入する事で1回目で十分な処理が完了しなかった凝結処理を2回目で補う形で処理が出来る場合があります。


 今後の製品開発において、凝結反応と凝集反応の時間差をより多く取る事が重要であると考えております。


 今回は弊社製品のデメリットと題してお話しさせて頂きましたが、弊社では1剤型凝集剤だけでは無く、液体凝集剤など様々な製品を取り扱っております。


 大切な事は、お客様の廃水がどのような処理方法でどのような薬剤を使用するのがベストなのかを見つけ出しご提案して行く事だと考えております。


 廃水処理の困ったは是非弊社までお問い合わせ下さい。
 

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