水性ニス洗浄廃水処理にUF膜廃水処理装置を納入しました。
水性ニス洗浄廃水処理にUF膜廃水処理装置を納入しました。
先月末に北陸の印刷会社様にUF膜廃水処理装置を納入しました。
1日約1トンの水性ニス洗浄廃水を膜処理し、10倍に濃縮して廃棄します。
ニス廃水はクセが強く、濃度にもよりますが一工夫しないと処理が大変な廃水です。
処理がうまくいかず、やむなく産廃処分しているなど、困っている会社様も多いのではないでしょうか。
膜処理においても従来設計ではうまく処理できなかったため、一から設計し直してニス廃水用の新仕様を確立できたことで今回の導入となりました。
今回のニス廃水において、凝集処理ではなく膜処理を採用した理由は、お客様の「かかる手間暇を最小にしたい」「処理場をクリーンに保ちたい」というご要望があったためです。
膜処理の最大のメリットは全自動無人で排水処理ができることです。
凝集反応は結構デリケートなので、どうしても人の手で調整やチェックが必要ですが、膜処理では原水が安定していなくてもあまり気にする必要がありません。
そのため、濃度ムラの大きい洗浄廃水や、複数系統が不均等に混ざる廃水などには特に向いています。
また、汚泥が出ず、全て液状のまま処理が完結するので、廃水や汚泥が外部に露出することがなく、非常に衛生的で臭いも抑えられます。
他には膜の孔径より油の分子の方が大きいため、エマルジョン化していても油分(ノルヘキ)をしっかりと除去することができるのも特徴です。
ニス廃水の処理や膜処理装置にご興味のある方はお気軽にお問合せください。