浸透探傷剤(水洗性浸透液)の洗浄廃水処理
浸透探傷剤(水洗性浸透液)の洗浄廃水処理
染色系の廃水はその性質上、洗浄水であっても色鮮やかな廃水となります。
染料はきめ細かく、また分散性が良いため、凝集させるのはなかなか骨が折れます。
特に一剤型凝集剤では効率が悪く、添加量が多くなってしまいがちな上、なかなかスッキリ処理できないことが多々あります。
今回は吸着処理を利用して処理した事例をご紹介します。
まず凝集剤単体で処理しようとした場合。写真はアクアネイチャープラス0.5%添加時です。
次にアクアネイチャープラス1%添加時。色味は薄くなるもののまだまだ透明にはほど遠い印象です。
そこで吸着材を0.2%添加してからアクアネイチャープラス0.5%添加すると
おしい。
別の吸着材でチャレンジ。
ぴかー。添加量も吸着材0.2%、アクアネイチャープラス0.2%で済みました。
処理がうまくいかない時は添加量を増やして無理やり処理するよりも、手を替え品を替えてみた方がスマートだったりします。
排水処理に使用される薬剤は、汎用的な性能という点でPAC、硫酸バンド、ポリ鉄、吸着材なら活性炭などが一般的ですが、実は結構マニアックなものも多種多様にあります。
そんな中からマッチする薬剤や組み合わせを見つければ、今よりグッと添加量が減ってコストが安くなったり、汚泥が減ったり、沈降性が良くなったり、処理が安定したり、脱水性が良くなったり、いいことあるかも知れません。
あなたの廃水に合った、あなただけの凝集剤。
ネクストリーでお作りします。