凝集剤による排水処理・固化材による土壌改良は、株式会社ネクストリーにご相談ください。

凝集剤をカスタマイズする

凝集剤をカスタマイズする

今回は少し変わり種の廃水用にカスタマイズ凝集剤を作成した事例をご紹介したいと思います。

変わり種の廃水というのは動物血液含有廃水で、ジャンルとしては有機廃水になるかと思いますが、目的は脱色ということでしたので、凝集沈殿でチャレンジしました。

動物の解体の際、付着した血を洗浄した廃水ということで血液の含有濃度は廃水中1%という設定です。血抜きは前もってするのでしょうか、詳しくは分かりません。


血液とは言え1%濃度ということで廃水の透明度は高いです。が、これがなかなか落ちません。当社の汎用型凝集剤アクアネイチャープラスだと20000ppm(2%)添加してやっと透明になりました。しかも沈殿タイプの凝集剤にも関わらず何度やっても見事にスラッジが浮上します。そしてスラッジがひき肉みたいになりましたが、もちろん食べられません。

原水(1%)プラス20000

添加する薬品やpH変動によって変色して水質が変わったり、粘性が出たり、発泡したりと血液独特の反応が非常に興味深く、カスタマイズ魂をくすぐります。

お客様からの要望は、『一剤処理』『処理水中性』『沈殿』『低粘度』『低添加量』ということで試行錯誤を始めました。


ここで少し一剤型凝集剤及びカスタマイズについてお話ししますと、一剤型凝集剤とは①無機凝結剤②中和剤③吸着材④高分子凝集剤などをオールインワンしているものになります。要はチャンリンシャンです。
弊社では目的や要望、廃水の特徴などに応じてそれぞれの項目で数種類~十数種類の原料選定から始まり、組み合わせよる相乗効果や弊害なども確認しながら配合を決めていきます。
仮に4項目5種類ずつだとしても5×5×5×5で625通りとなり、且つそれぞれの配合割合を調整していくと、ほぼ無限大の組み合わせになります。

面白いもので、定番の薬品選定では全く凝集しないような廃水でも、ある組み合わせにしたり、ある割合で配合したりすると驚くほどうまくいったり、添加量が激減したりします。廃水に適した薬剤の選定というのがいかに大事か。また、これが一剤型凝集剤カスタマイズの醍醐味でもあります。


で、前述の血液廃水では、かなり苦労しましたが5つの要望全てをクリアする配合が完成し、添加量は5000ppm(0.5%)で完全に透明にすることができました。

画像の説明

今回の廃水については他のどのような組み合わせでも、たとえ一剤ずつ順番に添加してもこれ以下の総添加量では処理できませんでしたので、最善の選定、配合を見つけ出すことができ、一剤化のメリットを存分に発揮できたのではないかと思います。

処理がうまくいかない・安定しない、添加量が多く薬品コストが嵩むなどの場合は薬剤の選定を見直してみてはいかがでしょうか。また、添加薬剤次第では汚泥量にも影響を及ぼします。

今回のカスタマイズ凝集剤が血液廃水全般に同等の効果があるのかは試してみないと分かりませんが、血液廃水を排水処理されている、あるいは排水処理を検討されている企業様、また、カスタマイズ凝集剤に興味がある企業様がおられましたらお気軽にお問合せください。

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