凝集剤による排水処理・固化材による土壌改良は、株式会社ネクストリーにご相談ください。

油含有廃水の処理工程

油含有廃水の処理工程

以前に油含有廃水処理についてご説明させて頂きましたが、今回はお客様のご依頼から、どのように処理フローを決めて行くかを具体的にご紹介したいと思います。

■油含有廃水の主な処理目的
『ノルマルヘキサン抽出物質含有量(以下n-ヘキ)』を放流先の基準値以内までに低下する事

■n-ヘキの基準
『鉱油』・『動植物』と何の油脂類に該当するか?また放流先の河川や下水の地域によっても基準はありますが一般的には鉱油は5mg/ℓ以内。動植油は30mg/ℓ以内となっている所が多いです。

■n-ヘキの性質
私共では更に、この油が何に由来しているものなのか?を追求していきます。廃水中に含まれる油分は、懸濁物質(SS)に由来するものと、水の中にエマルジョン化(乳化)してしまっている場合とがあるからです。
 この点は非常に重要で、廃水中に含まれている油分の大半がSSに由来するものであれば、そのSSを取り除いてしまえば目標とする値に到達する事が出来ます。
 しかし、エマルジョン化してしまっていると、SS=0mg/ℓ。n-ヘキ=100mg/ℓと言う現象が平気で起こってしまいます。

 この点をまず明確にしないと、適正な処理方法を見出す事が出来ません。また無駄な処理設備を導入してしまう事にもなりかねません。なぜなら、エマルジョン化している油分を取り除く為に、SSを取り除く方法である凝集沈殿をどれだけ行っても効果は全く無いからです。

 しかし、実際の現場ではこのように綺麗な数字として形に現れて来る事はなかなかありません。SS由来とエマルジョン化した油が両方と言う現場も多々あります。

 そこで、私共で行う基礎となる処理フローは以下のような形となります。

■処理フロー
①凝集処理工程
凝集剤を使用してSSを低下しn-ヘキを低下

②沈殿処理工程
凝集した汚泥と清澄水を分離します。

③エマルジョン油吸着処理工程
以前ご紹介したREMタンクを使用してエマルジョン化した油分を吸着処理します。

画像の説明

④放流

 このフローを基礎としてお客様の状況や廃水の性質に応じて変更していきます。

 例えば、n-ヘキサンを処理する為のフローとしては、上記のような処理方法になりますが、ここにBODやCOD除去が加わると、処理フローが大きく変更とる場合もあります。

 また、100%SS由来の油分であれば③の工程は省けます。逆に原水のSSがほとんど無いようであれば①、②の工程を省くことが出来ます。

 廃水の性質に合わせてそれらを除去する為に最も効率的で効果的な処理方法によりフローを調整していきます。

 以前の私の担当した現場では大きな沈殿槽を設けるスペースが無かった為、②の工程をスクリーン通水工程に変更し凝集した汚泥をスクリーンにより回収しました。

 これらの確認作業は、SS除去のように目視で判断する事が出来ません。透明な水道水のような清澄性があってもエマルジョン化した油分が多く含まれている事があるからです。サンプリング水はすべて分析機関に出してデータ取りをしていく必要があるので、時間はかなり必要となります。

 またまた長々と書いてしまいましたが、ポイントは

①鉱油・動植油脂類の分類を明確にする
②油分の由来を明確にし油分の性質を理解する。
③性質に合わせた効率的で効果的な処理方法を検討する。
④検証は目視では無く、分析機関にてデータ取りする。
⑤その他の除去物質を考慮しフローを検討する。

以上のような点になります。

油含有廃水は検証・検討に非常に時間がかかりますので油含有廃水の困ったがありましたらお早めに弊社までお問い合わせ下さい。

 

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