凝集剤による排水処理・固化材による土壌改良は、株式会社ネクストリーにご相談ください。

油含有廃水処理②

油含有廃水処理②

前回は、油含有廃水の特徴と様々な処理方法について少しご紹介させて頂きました。油含有廃水に限らずですが、廃水は種類として大きく大別する事は出来ます。しかし様々な要因がそこに加わり、結果として、その一つ一つの条件に合った処理方法を構築して行くことで初めて最適な排水処理が完成します。

 油含有廃水でよく耳にするのは、厨房廃水処理です。通常グリストラップを設けて油分を回収し排出されているところが多いですが、油の濃度によっては処理しきれずに放流してしまっている事もあります。

 弊社にもお問い合わせを頂くことがありますが、例えば厨房廃水処理において凝集沈殿を行おうとすると2つの大きな課題があります。

①流量・濃度が一定でない。
 弊社でも他の廃水で連続式の排水処理装置にアクアネイチャーシリーズを使って頂いているお客様はおりますが、連続式の基本条件として流量が一定であり、濃度もある程度均一であると言うところがあります。

 原水は大きなピットに貯められ、攪拌機やエアレーションによりピット内の水質を一定に保ち、均一化された原水が水中ポンプで一定の割合で反応槽に入ってくるので使用する凝集剤も一定で、反応時間もいつも一定です。

 しかし、厨房廃水の場合は、お昼の12時~15時くらいの3時間に1日の大半の廃水が流れ出る事がよくあります。そして濃度も非常にバラツキがあります。時間帯だけを見ると、1時間に1tしか廃水が出ない時間もあれば3t出る時間帯もあり、そこに含まれるn-ヘキサンの量もバラバラです。
 
 対処法としては巨大な原水ピットで流量・濃度を調整出来れば良いのですが大規模な工場ではない限り難しい条件となります。以前試算した現場では時間帯によっては、凝集反応に費やせる滞留時間が2分しかないという現場もありました。弊社の凝集剤は反応時間大変早いですが、さすがに実機で滞留時間2分は短すぎます。

②設置スペースについて
 ①の課題とも重複しますが、n-ヘキサンの処理方法としては様々なものがありますが、基本的に大きな設備を必要とします。もちろん、廃水量が少量であれば実現可能な装置もありますが、基本的に飲食店などにそれなりな規模の廃水処理設備がズドンと置いてある事もなかなかイメージしくいと思います。

 前回も少し触れましたが、いくらビーカー試験レベルで弊社の薬剤が効果的な結果を生んだとしても、必ずしも現場で効果的であるとは限りません。

 少し前置きが長くなり過ぎましたが、そのような中で最近の最新の油処理技術の1つをご紹介します。

画像の説明

REMタンクという油水分離装置です。油の吸着剤を使用した物理的な吸着処理装置です。

皆様も『油吸着マット』という製品を一度は耳にしたことがあると思います。水に浮かべて置くと油を吸着し、吸い終わったら使い捨てで廃棄するというものです。手軽さはありますが、効果と費用を考慮すると最適な現場は限られてくると思います。

画像の説明

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この装置の大きな特徴がいくつかあります。
①REMパウダーの油吸力
自重の5倍の油を吸着することが出来ます。また専用の脱油機で油を搾る事によりパウダーを何度も再利用できます。

②処理スピードが速く作業が非常に簡単。
処理量としては6㎥/時。廃水をタンクに送るだけので非常に処理が簡単です。

③設備がコンパクト
REM Tankは、 Φ311×H745mm
REM Boxは   720×720×1120mm
REM Swingは  408×665×791mm
と非常にコンパクトで非常に省スペースです。

処理の大まかな流れとして
①ウェッジワイヤスクリーンにより、SS等を除去
②REM Boxにより、粒子の大きい油を吸着
③REM Tankにより、細かい油を吸着
④放流

REM Tankはカートリッジ式となっており、手軽に交換できます。取り外したカートリッジは、そのままREM Swingに入れて、脱油する事が可能です。
脱油時間は約70秒ですので、短時間にて脱油が可能です。

廃水の種類によって吸着出来ないものもありますので試験は必要ですが、油含有廃水でお困りの際は是非弊社に一度ご相談下さい。最適な処理方法のご提案をさせて頂きます。

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