凝集剤による排水処理・固化材による土壌改良は、株式会社ネクストリーにご相談ください。

凝集と沈殿と脱水

凝集と沈殿と脱水

先日、お客様のところで当社の製品を使った現場試験を行いました。お客様は、ダンボール製造工場でインキの洗浄廃水と糊の洗浄廃水が混ざった廃水を処理されております。

様々なヒヤリングをしたところ、以下のような問題がありました。

・凝集処理が上手くいかない
・脱水処理が上手くいかない(良好な脱水ケーキが得れない)
・脱水機のろ布の交換頻度が多くコストがかかる。
・脱水機満水時のろ板の清掃に多くの時間がかかる。
・沈殿時間に非常に多くの時間がかかる
・沈殿時間が長い為、次の廃水処理が出来ず原水ピットが常に満水で溢れてしまう時もある。

色々と話を伺ったところ、根本的な問題点として凝集不良に大きな原因があると判断しました。

◎凝集が上手く行かない
→凝集したフロックが細かい為、自重は軽く、なかなか沈殿しない
→上澄みも濁っているため放流出来ない
→沈殿時間も長く廃水処理が追いつかない為、仕方なく処理水全量をフィルタープレス(脱水機)にかけている。
→ろ布がすぐ詰まり満水になり、開板しても水が抜けていないビシャビシャの汚泥がろ布にこびりついている
→汚泥の含水率が高いため、ろ布の清掃に多くの時間がかかる。
→なかなかろ布についた汚泥が取れないため、激しくゴムベラ等で取り除くため、ろ布が痛む

凝集不良
凝集が十分に出来ていないと上澄みに濁りが残る。フロックも細かい。

画像の説明
十分な凝集が出来ているとフロックも大きくすぐに沈降する。

1枚目の写真はビーカー上部が薄く濁っています。これは、見えない微粒子の懸濁物質が浮遊している為、このような濁りとなって見えます。これらをすべて脱水機にかけると、この微粒子の懸濁物質がすぐにろ布の目に詰まってしまい、十分な脱水が出来ないまま満水となってしまいます。

2枚目の写真のように良好な凝集が出来ると上澄みを放流し下部の沈殿している汚泥のみを脱水機に送る事が出来る。

2枚目のような良好な凝集が出来ると以下のようなフローに変わります。

◎凝集が良好
→凝集したフロックは大きく速やかに沈殿する。
→上澄みを放流しスラリー部のみを脱水機に送る事が出来る。
→沈殿時間も早くスラリー部のみを脱水機に送る為送り込む量も少なくて済む。
→含水率の低い良好なケーキが得れる為ろ板を開いた瞬間、ほとんどの汚泥は綺麗にとれる。
→汚泥の含水率が低い為、ろ布の清掃はほとんど時間がかからない。
→汚泥もろ布にほとんどついていない為、ゴムベラなどでろ布を傷つける事が少ない

このように、凝集処理は単純に懸濁物質を取り除くだけでは無く、後段の沈殿、脱水に非常に大きな影響を与えます。

逆に考えると水処理が上手く行っていない現場は、まず凝集状態をしっかりと確認し、この一部分を改善する事により多くの問題が改善される可能性があります。

沈殿や脱水にお困りの際は、まず凝集状態をご確認頂き、当社までお気軽にご相談下さい。

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