凝集試験

何は無くともpH調整②

ネクストリーの藤井です。
台湾から帰国し、最初に感じたのは「日本は寒い」でした。
6月に入り今年も半分過ぎましたが、残り半分も仕事もプライベートも全力で
励んで参ります。

さて、今回もpH調整についてです。
下の写真をご覧ください。
画像の説明

pHの違いによって、廃水の色が変化します。
この色の変化についてはまだわかってはいませんが、下の表のように、重金属の
除去率については違い・傾向が明らかになりました。

      pH  ニッケル  亜鉛  クロム
  ①   11.92   0.25   1.9   0.21 
  ②   10.05   0.69   0.39   0.29 
  ③   9.03   0.72   0.28   0.3 
  ④   8.05   0.34   0.22   0.46 

〇ニッケルについては、もう少しデータを取る必要 がありますが、pH9~10では
除去率が悪い。
〇亜鉛については、pH10以下で除去率が高い。
〇クロムについては、pHが高い方が除去率が良い。

また、この会社では消石灰を大量に投入しpH調整を行っていたため、反応槽・
沈殿槽で消石灰の細かいSSが浮いているという状況でした。
下の写真はビーカー試験で再現した時の写真です。
画像の説明 画像の説明

このような状況では、SSがリークしてしまったり、後工程に負荷がかかって
しまいます。各工程で適切に最適に処理をすることで薬品の使用量の削減や
各工程の負荷軽減に繋がります。

「どんな廃水にも対応できる」というような万能な製品はありません。
各製品・装置を最適に組み合わせる事で最適な処理に繋がります。

日々勉強ではありますが、新たな価値の創造と最適な処理によって、無駄を省き
コスト削減・作業負担の軽減などに貢献してまいります。

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