排水の再利用

工場排水は再利用できる?再利用の方法と具体的な事例を紹介

「工場排水を減らしたいけれど、再利用の方法が分からない…。」このようなお悩みをお持ちの企業様は多いかもしれません。

機械加工や洗浄工程がある工場や事業所では、大量の工場排水が発生します。多くの水を使用する企業様ほど工場排水を再利用したいという想いが強いことでしょう。

ずばり工場排水は再利用することができます但し、再利用のためには適切な処理をすることが大切です。

この記事では工場排水の再利用について分かりやすく解説します。具体的な事例についても紹介しますので、ぜひご覧ください。

工場排水は再利用できる?

機械加工や部品の洗浄、塗装やメッキ処理などで使用された水は、金属の切り粉や薬品など様々な物質を含んだ状態となります。これが工場排水です。

工場排水は適切な処理をすることで、再利用できる可能性が大いにあります。

<工場排水を再利用するステップの一例>
凝集剤などの薬品を投入→砂ろ過→活性炭ろ過
→RO膜(逆浸透膜)での処理→再利用

これらの処理を行なうことで、工場排水を再利用できる水質まで浄化できる可能性が高まります。しかし、水道水レベルまで浄化することは難しいことは覚えておきましょう。

以前はRO膜などを使った膜処理が非常に高価でしたが、技術の発達により現在では比較的安価になってきています。

そのため、工場排水の再利用をしようとする企業様が増えてきていると言えるでしょう。


工場排水を再利用する際の注意点

前述したとおり、工場排水は適切な処理をすることで、再利用できる状態まで浄化できる可能性があります。

しかし、最初に使用する水道水レベルには戻らないため、以下のような不具合が起こるリスクがあるのが厄介な点です。

  • 配管の詰まりの原因
  • ポリッシャーなどでの研磨時におけるスベリの発生
  • 設備におけるサビの発生

工場排水を再利用する際は、なるべくこれらのリスクが発生する可能性が低い場所を選ぶなど配慮する必要があります。

工場排水を一般河川などに排水する場合は明確な基準が設けられていますが、再利用については基準がありません。

そのため、各企業様ご自身で「工場排水を再利用する基準」を設定して頂く必要があるのが、注意点です。


ガラス加工の際に出る工場排水の再利用

ガラス加工時に出る工場排水、いわゆるガラス加工排水を再利用した事例を紹介します。

ガラス加工排水にはガラスの切り粉や研磨剤が含まれているケースが多く、そのままでは再利用することができません。以下の方法で、ガラス加工排水の再利用を実現しました。

  1. ガラス加工排水に独自の凝集剤を投入
  2. ピットでガラス加工排水を凝集処理
  3. ピットから凝集処理した物質を取り除く
  4. 浄化した水を、ガラス加工ラインで再利用
  5. 減った分の水を水道水で補給

このようにガラス加工排水に含まれる物質を凝集処理することで、循環再利用することが可能となります。

工場排水を循環再利用することで、水道水の使用量が劇的に減り、お客様にも喜んで頂いた事例です。


まとめ|工場排水の再利用はネクストリーにご相談ください!

工場ではあらゆる場面で水が使われています。使用した工場排水を再利用することができれば、水道水の使用量は劇的に減るでしょう。

工場排水には薬品や加工で発生する金属やプラスチックの切り粉などさまざまな物質が含まれます。

全ての工場排水が再利用できるわけではありませんが、再利用にチャレンジすることで、工場排水を減らす可能性が出てくるでしょう。

ネクストリーにお問い合わせ頂ければ、実際に凝集剤などを使ってテストをすることが可能です。

ぜひ一緒に工場排水の再利用にチャレンジしましょう。